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クリニックや歯科医院などの医療機関の看板・広告物(ホームページやチラシ)を作成する際は言葉の表記に注意しなければいけません。クリニックや歯科医院と同じように表記を気をつけなくてはいけないのが、接骨院&整骨院です。
医療機関と同じように接骨院・整骨院もたくさんあります。
以前、歯科医院の数はコンビニよりも多いと言うブログを書きましたが、
同じように接骨院・整骨院も多い。競争が激しい業界です。
さてさて、ちょっと疑問に思ったことありませんか?
接骨院と整骨院って何が違うの?
って一度は思ったことありませんか?
さらにカイロプラクティックって書かれた看板もあります。
今回は接骨院・整骨院の違いについて説明します。
目次
整骨院と接骨院の違い
まずは「接骨院」と「整骨院」の違いについて答えを言うと。
「整骨院」と「接骨院」は呼称が異なるだけで、どちらも柔道整復師が開業した施設です。
院で行われる施術に大きな違いはありません。
したがって、整骨院と看板を掲げることは違法になります。
しかし、行政上の判断で、整骨院も許可されることが多くなっています。
整骨院・接骨院での施術内容(看板表記で気をつけるべき点)
整骨院・接骨院は、骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷(肉離れ)対して、
「整復」「固定」「後療法」を施すことで、患部の自然治癒力を高めていきます。
自然治癒力を高めるので看板やホームページを始めとする広告物では「治療」「完治」の言葉を使用することはできません。
ちなみに「診療」と言う言葉は使用できないので「施術」と表記しなければいけません。
「診療時間」と記載された看板をたまに見かけますが、これはNGになります。
(詳細は全国柔整鍼灸協同組合の広告規制をご覧ください。)
当社でもホームページ・看板の制作を行う際は言葉や表現方法にすごく気を使います。
場合によっては保健所へお問い合わせし、確認作業を行っています。
整体院・カイロプラクティック院は何がちがう?
次は整体院・カイロプラクティックについてです。
整体院・カイロプラクティックも見かけますよね。
カイロプラクティックから看板のご依頼を頂いたことがありますが、
打ち合わせの時に「カイロプラクティックって何が違うんですか?」って質問したことがあります。
「説明すると長くなるし・・ちょっと複雑ですよ・・」
って言われてやんわり聞くのやめたことがあります。(汗)
ちなみに制度的な面を説明すると、整骨院・接骨院は国家資格保有者がメインに施術を行い、保険診療が認められています。(保険適用)
整体院・カイロプラクティック院:国家資格がない施術者も働いており、施術に保険が適用されません。
整体院・カイロプラクティック院では、各種健康保険が適用範囲外となるため、施術費用は全額自己負担となります。
その反面、施術の内容に制限がなく患者様の要望に合わせた施術を行うことができます。
カイロプラクティックと整体の瀬術目的の違い
「カイロプラクティック」は身体の歪みをつくるおおもとの原因を探して背骨や骨盤を矯正し、身体全体のバランスを整えていくことがアプローチの目的であるのに対し、「整体」のアプローチの目的は身体の歪みが出ている部位を直接矯正していくことにあります。
カイロプラクティックの施術アプローチの特徴
先ほど、カイロプラクティックは身体の歪みの原因を探して、
背骨や骨盤を矯正し身体全体のバランスを整えていくと説明しました。
これは身体全体のバランスが整うことで、身体の様々な部分(筋肉・神経など)のはたらきが正常な状態に近づき、それにより身体の回復能力を引き出すことにつながるからです。
整体の施術アプローチの特徴
脊椎や骨盤・肩甲骨・四肢(腕と足)・顎などの関節の歪みやズレを矯正して、
骨格筋のバランスを調整し、体幹(体から手足を抜いたもの)から四肢への血の流れを良くして血行を改善、痛みや不快な症状の改善を期待するという健康法です。
カイロプラクティックと似ていますが、「整体」は起源が違っており「整体」は東洋医学を起源とし、カイロプラクティックは西洋医学を起源としています。
接骨院・整体・カイロプラクティックどれが良いのか?
制度的な違いはあるものの、接骨院・整体・カイロプラクティック・・どれが一番良いのでしょうか?
これだけ種類がたくさんあると困ってしまいますよね。
どれが一番良い!とは言えません。通う院の知識・技術の違いもあります。
個人的にはより専門的な施術を求めるなら保険適応外の整体院・カイロプラクティックなのかな・・・と思っています。(あくまで個人的な考えです。)
いかがだったでしょうか?
接骨院・整骨院・カイロプラクティックって何が違うのかな?と思ったので調べてみました。
皆様の参考になればと思います。
ではでは!