
名古屋を拠点にホームページ制作、WEBコンサルティングを行うデザイン事務所ZoDDoです。
今回は工務店・建設会社のWEB集客についてです。
「うちは紹介がメインだから、SEOなんて関係ない」・・・そう思っている建設会社や工務店の方も多いかもしれません。たしかに、これまでの業界は人脈や紙媒体の広告が中心でした。
ですが、時代は変わりました。
いまやお客様はスマホで「地名+建設会社」で検索し、ホームページを見て判断する時代です。
そのとき、あなたの会社のサイトが検索結果に表示されなかったら?表示されても、魅力が伝わらなかったら?…せっかくの機会を逃してしまうことになります。
この記事では、建設業者こそ取り組むべきSEO対策の重要性と、リード獲得につながるWEBサイトの制作ポイントを、わかりやすくお話ししていきます。
目次
なぜ建設業にSEOが必要なのか?
「建設会社にSEO?」と疑問に思うかもしれません。
しかし、実際に「〇〇市 リフォーム」「〇〇町 工務店」と検索して業者を選ぶ人が急増しているのが今の現実です。
昔は「知り合いの紹介」や「タウンページ」が主流でしたが、現在はスマホやパソコンを使って、ユーザー自身が情報を比較し、信頼できる会社を選ぶ時代です。
このとき、検索エンジンで上位に表示されなければ、存在していないのと同じ。
そして、どれだけ技術があっても、お客様に届かなければ意味がありません。
つまり、SEOとは見込み客に見つけてもらうための手段。
地域名+業種でのローカル検索に強くなることで、「今すぐ客」を効率よく取り込むことができるのです。
工務店・建設会社にありがちなWEBサイトの課題
では実際、建設会社や工務店のホームページにはどんな問題があるのでしょうか?
まず多いのが、「10年前に作ったきり」「スマホで見ると崩れている」「施工事例が更新されていない」といったメンテナンスされていないサイトです。
また、事業内容がわかりにくかったり、写真が少なくて実績が伝わらなかったり、フォームが使いにくくて問い合わせにつながらないなど、「もったいない」要素が満載になっているケースもよく見かけます。
SEOの観点からも、キーワードが不足していたり、ページ構造が複雑だったり、Googleに正しく認識されていなかったりと、致命的な問題があることも。
「せっかくサイトを持っているのに、お客様に届いていない」・・・そんな現状を改善するためにも、サイトの見直しとSEO対策の導入が不可欠です。
建設会社のSEO対策で押さえるべき基本施策
では、建設会社がSEOで成果を出すには、何から始めれば良いのでしょう?
まずはタイトルタグとディスクリプションの最適化。
検索結果に表示される文章に、「〇〇市のリフォームは〇〇工務店」など地域名+業種をしっかり入れることが重要です。
次に大切なのがローカルSEO。Googleマップに表示される「Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)」を活用し、地元での検索に強くなることがポイントです。
さらに、施工事例ページの充実は、建設業界では特に効果的。
写真付きで詳しく紹介することで、SEO評価も高まり、信頼性アップにもつながります。
加えて、内部リンクの最適化やナビゲーション設計も忘れてはいけません。
ユーザーが情報にスムーズにたどり着けるサイトは、検索エンジンからも評価されやすくなります。
リード獲得につながるコーポレートサイト制作ポイント
SEOで検索上位に表示されても、そこからお問い合わせにつながらなければ意味がありません。
そのためには、「お問い合わせしたくなる設計」が大切。
たとえば、ユーザーの動線を分析するヒートマップを活用し、どこで離脱しているかを把握。効果的な位置にCTA(Call To Action)ボタンを配置することで、問い合わせ数はグンと伸びます。
また、実際の施工事例やお客様の声、よくある質問(FAQ)などを充実させることで、ユーザーの不安を払拭し、「この会社なら安心」と思わせる要素が増えます。
さらに、問い合わせフォームは入力項目を最小限にし、スマホでも操作しやすい設計にすることで、リード獲得のハードルをぐっと下げられます。
これからの建設業が勝ち抜くために必要なWEB戦略
SEOだけではなく、今後の建設業には複数のWEB戦略の掛け合わせが求められます。
たとえば、SNSで現場の様子を発信して親近感を持ってもらう。リスティング広告で特定地域への短期的な集客を狙う。
そして、定期的にブログやコラムを更新してサイトの鮮度を保つ。
こうした取り組みを組み合わせることで、「信頼」「検索上位」「問い合わせ増加」の三拍子が揃った強いWEB集客が実現できます。
そして何より大切なのは、成果を数値で測ること。
PV数、CV数、滞在時間などをチェックし、改善を続ける姿勢が今後の競争を勝ち抜くカギとなるのです。
今回のまとめ
SEOなんて他業種の話――そう思っていた工務店・建設会社の皆さん、いかがでしたか?
実は、地域で選ばれるためには検索対策が非常に有効。
お客様が「〇〇市 リフォーム」などで検索する時代だからこそ、SEOによって“見つけてもらう”ことが、最初の勝負になります。
そして、施工事例の見せ方や問い合わせ導線の工夫が、次のステップである“選ばれる”ためのポイント。
これからの建設業は、技術力だけでなくWEB戦略が勝敗を分ける時代です。
まずは自社のホームページを見直すことから、始めてみませんか?