ネットショップ作成サービスを選ぶポイント

こんにちは!名古屋でホームページ制作・WEB制作を行うデザイン事務所ZoDDoです。
今回はネットショップの選び方についてです。
ネットショップを開設しようと考えたとき、まず気になるのは「どのサービスを使えばいいのか?」という点ですよね。国内にはさまざまなネットショップ作成サービスがあり、それぞれ特徴や料金が異なります。
そこで、サービスを選ぶ際に押さえておきたい5つのポイントを紹介します。
1.費用(無料プランの有無、手数料)
ネットショップ作成サービスの料金体系は、大きく分けて「初期費用」「月額料金」「販売手数料」の3つがあります。
無料で始められるものもあれば、売上の一定割合を手数料として取るもの、月額費用がかかるものなどさまざまです。
例えば、「BASE」や「STORES」は無料で始められますが、売上の一部を手数料として支払う必要があります。
一方で、「MakeShop」や「カラーミーショップ」は月額費用がかかる代わりに、販売手数料が低めに設定されています。
2. デザインの自由度
ネットショップの見た目は、売上に大きく影響します。テンプレートが豊富に用意されているサービスもあれば、自由にカスタマイズできるものもあります。
例えば、「カラーミーショップ」はデザインの自由度が高く、HTML・CSSの編集が可能です。一方で、「BASE」は初心者でも簡単におしゃれなショップを作れるように、テンプレートが充実しています。
3. 決済手段の豊富さ
クレジットカード、銀行振込、コンビニ払い、PayPayなど、多様な決済手段に対応しているかも重要なポイントです。
特に、近年ではスマホ決済や後払いサービスが人気を集めているため、これらに対応していると購買率がアップしやすくなります。
4. 集客機能の充実度(SEO、SNS連携)
ネットショップを作っただけでは売れません。
Google検索やSNSからの流入を増やすために、SEO対策やInstagram・Facebookとの連携機能が備わっているかもチェックしておきましょう。
「Shopify」や「BASE」は、SNSと連携して直接商品を販売できる機能が充実しています。
「楽天市場」や「Yahoo!ショッピング」は、もともと集客力があるため、マーケティングの手間を減らせます。
5. サポート体制
初心者にとって、困ったときにサポートが受けられるかどうかは非常に重要です。
例えば、「MakeShop」は電話サポートが充実しており、個別相談も可能です。
「BASE」や「STORES」はメールやチャットでの対応が中心になります。
国内で使えるネットショップ作成サービス7選
ネットショップを始めるには、自分のビジネスに合ったサービスを選ぶことが重要です。
国内で利用できる主要なネットショップ作成サービスを7つ紹介します。
1. BASE(ベイス) – 初心者向けの無料ネットショップ

特徴:
- 初期費用・月額料金が無料で始められる
- デザインテンプレートが豊富で簡単におしゃれなショップが作れる
- 決済手段が充実(クレジットカード、コンビニ払い、Pay ID など)
- 販売手数料が6.6%+40円(少額決済だと手数料がやや高め)
おすすめの人:
- コストを抑えて手軽にネットショップを始めたい人
- SNSと連携し、個人販売やハンドメイド商品を販売したい人
2. STORES(ストアーズ) – シンプル操作で売上UP

特徴:
- 無料プランと有料プラン(月額2,178円)が選べる
- 直感的な操作で誰でも簡単にショップを開設可能
- 決済手段が豊富(クレジットカード、PayPal、楽天ペイなど)
- 無料プランは決済手数料が5%、有料プランは3.6%でお得
おすすめの人:
- 操作の簡単さを重視する人
- シンプルでスタイリッシュなショップを作りたい人
3. Shopify(ショッピファイ) – 高機能&グローバル対応

特徴:
- 世界的に利用されるECプラットフォームで、日本語対応も充実
- 月額料金は約3,000円からで本格的なEC運営が可能
- 豊富なアプリで機能拡張ができる(マーケティング、在庫管理など)
- 海外販売にも強く、多通貨・多言語対応
おすすめの人:
- 本格的なネットショップを運営したい人
- 海外向けECサイトを開設したい人
4. カラーミーショップ – デザインの自由度が高い

特徴:
- 月額制のECサービスで、初期費用3,300円・月額費用4,950円から
- HTML・CSS編集が可能で、完全オリジナルデザインが作れる
- 独自ドメインの利用ができ、ブランドイメージを確立しやすい
- 決済手段や集客機能も充実
おすすめの人:
- デザインにこだわったオリジナルECサイトを作りたい人
- ブランドイメージを重視する中小企業や個人事業主
5. MakeShop(メイクショップ) – 法人向け高機能EC

特徴:
- 月額11,000円で利用可能(高機能な分、やや高め)
- 独自ドメインの利用や商品登録無制限など、法人向けの本格的なEC構築が可能
- SEO対策、メールマガジン配信機能など集客機能が充実
おすすめの人:
- 法人向けの大規模なネットショップを運営したい人
- 機能を最大限活用し、売上を伸ばしたい事業者
6. 楽天市場 – 国内最大級のECモール

- 日本最大級のECプラットフォームで、集客力が圧倒的
- 月額費用は約19,500円~で、販売手数料も高め(6~10%)
- ポイントシステムや楽天ユーザーへの販促が強い
- 価格競争が激しく、他店との差別化が必要
おすすめの人:
- すでにブランド力がある商品を販売する人
- 楽天ポイントを活用し、リピーターを獲得したい人
7. Yahoo!ショッピング – 出店無料で低コスト運営

特徴:
- 初期費用・月額費用が無料で出店可能
- 販売手数料は約2.5~3%と低め
- PayPayとの連携が強く、スマホユーザーへの訴求力が高い
- 集客はYahoo!ショッピング内でのSEOや広告が鍵
おすすめの人:
- 販売手数料を抑えつつネットショップを運営したい人
- PayPayユーザーをターゲットにした販売をしたい人
ネットショップ作成サービスの比較表
次に、これら7つのネットショップ作成サービスの主要な違いを比較表にまとめます。
サービス名 | 初期費用 | 月額料金 | 販売手数料 | デザイン自由度 | 集客機能 |
---|---|---|---|---|---|
BASE | 無料 | 無料 | 6.6%+40円 | △(テンプレート中心) | ○(SNS連携) |
STORES | 無料 | 無料~2,178円 | 3.6~5% | △(テンプレート中心) | ○(簡単操作) |
Shopify | 無料 | 3,000円~ | 取引手数料あり | ◎(カスタマイズ可能) | ◎(マーケティング機能充実) |
カラーミーショップ | 3,300円 | 4,950円~ | なし | ◎(HTML/CSS編集可) | ○(SEO機能あり) |
MakeShop | なし | 11,000円 | なし | ◎(カスタマイズ自由) | ◎(集客機能充実) |
楽天市場 | なし | 19,500円~ | 6~10% | △(モール型のため制限あり) | ◎(楽天市場の集客力) |
Yahoo!ショッピング | 無料 | 無料 | 2.5~3% | △(モール型のため制限あり) | ◎(Yahoo!広告・PayPay連携) |
どのネットショップ作成サービスを選ぶべきか?
それぞれの特徴を踏まえて、おすすめの選び方を紹介します。
- 初心者向け: BASE、STORES(無料で簡単に開設できる)
- 低コストで運営: Yahoo!ショッピング(手数料が低め)
- 本格運営: Shopify、MakeShop(機能が豊富で成長に対応)
- デザイン重視: カラーミーショップ(カスタマイズ自由度が高い)
- 集客力を活かしたい: 楽天市場(圧倒的なユーザー数)
ネットショップサービスの選び方は基本的に3本の柱です。
1集客力、2利用料、3サービス内容の3つです。
SNS連携やシッピングサービスなど細かなサービスを重要視する方がいますが、1番重要なのが集客力です。販売する商品・サービスによって集客力は違いますが、ネットショップによっては集客サービスが充実しているものもあります。
楽天市場、Yahoo!ショッピングは担当が付きサポートやコンサルティングをしてもらうことも可能です。それ以外のサービスは自身で集客を組み立てる必要があります。
二の利用料(コスト)も重要です。どれだけ販売しても毎月の利用料、手数料が高ければ利益を圧迫し、事業の成長が妨げられてしまいます。販売する商品・サービスの価格・利益を考えてネットショップを選びましょう!