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2018.6.11
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2019.3.19
お店や企業がサービスをお客様に知ってもらうために必ず作成するのが「販促物」。
ホームページやチラシ、パンフレットなど種類はさまざま。
一昔前はFacebookで集客がよく言われていましたが、最近はインスタグラムに替わっています。
(両者とも運営は同じなので替わってないか・・・。)
販促物を作るとなると、ターゲットやら市場調査など色々考えることがあります。
チラシやパンフレットを「作る」ことは正直、紙とペンがあれば誰だってできます。
「効果が出る販促物」はなかなか作ることができません。
正直、個人的に体験して思っているのは、
「何も考えずに作成した販促物はいくつ作成しても無駄」だと思っています。
「何も考えず」と言うのは必要なステップを踏まずに作成したモノです。
「そんなに考えるより、まずは行動!」と言うのも大切ですが、無計画の販促物を配布してもデータやノウハウの蓄積がありません。
ステップを踏んだ販促物を配布することで初めて意味のあるデータやノウハウが蓄積されます。
今回は社内でもう一度「広告物の企画」について見直す機会があったので、個人的に復習も兼ねて書いてみます。
広告物(販促物)を企画する際に上記の5ステップが流れになります。
(最後に各ステップの確認が入ります。)
この5ステップを踏むことで実際に販促物に記載する画像や文言が具体的に見えてきます。
この5ステップはチラシやパンフレット、ホームページでも有効になります。
全ての基礎みたいなモノです。
着想すなわちアイデア探しなのですが、間違っても「発想力・アイデア勝負」ではありません。
広告は斬新なアイデア・素晴らしい企画勝負と勘違いしてしまう方が居ますが、
それはステップ1の着想とは全く違います。
どんな広告物も全て「論理的な思考」あって初めて成り立ちます。
斬新なアイデア・企画も全ては根底に論理的がなければインパクトだけあって効果なし、一発だけの花火と言う感じになります。
さて、着想(イメージ)を得るとは「課題」または「フォーカス領域」を特定することです。
周りクドイ言い方でしたが、「課題」や「フォーカス領域」を解決する作戦イメージを考える・・感じでしょうか。課題や必要な要素を一つ一つ分解していくことで、着想を得ることに繋がります。
ステップ1の着想(アイデア)の時点でこの「ターゲット設定」が行われている場合が多いので、慣れているとこのステップ2から始まるコトもあります。このターゲット設定を簡潔に言うと
「この企画で誰がどう言う点で嬉しい(満足)するのか?」です。
「ターゲットを考える」と聞けば感覚的にすぐに設定はできます。
しかし、なぜそのターゲットなのか?どんな点で他者よりも徳をするのか?と細部まで理由を考えるコトが大切です。この理由付けがないと後で企画自体がブレ始めます。
「誰が徳するのか」「何が解決するのか」が決まると市場調査をします。
ここで注意が必要なのが「世の中=市場」ではないコトです。
市場とはターゲットがサービス・商品に対して支払う金額の総額のことです。ターゲット設定ありきの市場・競合調査と言うコトを忘れてはいけません。その市場を競合がどの程度抑えているのか、どう抑えているのか・・・規模と手段を調査します。市場が拡大しているのか?縮小しているのか?も見ます。競合が居ない市場(ブルーオーシャン)の場合、喜ぶのは早計です。そもそもブルーオーシャンの理由も調査します。(自信満々にブルーオーシャンって断言する人ほど注意が必要です。)
市場調査を終えると次は自社の商品・サービスが他社とどう違うのかを検討します。ここで大切なのは、「自社と他社」と言う視点だけで違いを捉えるのではなく、その違いが「ターゲットである顧客層にどのように受け止められることになるか」と言う所まで想像を広げる必要があります。