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こんにちは!名古屋を拠点にホームページ制作、web集客コンサルティングを行うデザイン事務所ZoDDoです。今回は個人的に気になったことを調べたのでブログにします。
それは「加工食品に含まれている保存料」についてです。
コンビニ、スーパーで加工食品を買うと必ず保存料を口にすることになります。
今まで気にせず口にしていました。ある時、スーパーでカフェオレを買ったのですが「あれ?いつもより何か粘り気のある感触がする・・」と違和感があった日がありました。
きっと、カフェオレの中の乳成分が沈殿していただけかもしれません。
違和感を感じた時にパッケージの成分表示を見て・・保存料ってそもそもどんな効果があって、体にどんな影響があるの?と疑問が浮かびました。
これをきっかけに個人的にですが少し調べてみたので、書いてみたいと思います。
目次
加工食品に含まれている保存料とは?
保存料とは、食品を長期間にわたり安全に保存するために使われる添加物です。
私たちが普段スーパーやコンビニで手に取る加工食品の多くには保存料が含まれています。
では、保存料は具体的にどのような役割を果たし、なぜ加工食品に欠かせない存在なのかを詳しく見ていきましょう。
保存料が使われる主な理由
そもそも加工食品に含まれている保存料ってどんな役割があるのでしょうか?
学生時代に家庭科の授業で習ったような気がしますが、おさらいしてみましょう!
食品の腐敗を防ぐため
食品は時間が経つとともに、カビや細菌が繁殖し、腐敗してしまいます。
保存料は、これらの微生物の繁殖を抑える働きを持っています。
特に湿度や温度が変化しやすい環境では、保存料が食品の安全性を保つ重要な役割を果たします。
- パンやケーキにカビが生えるのを防ぐ
- ジュースやジャムが発酵してしまうのを抑える
食品の風味や栄養価を保つため
食品が酸化したり腐敗したりすると、味や香り、栄養価が低下します。
保存料は、これらの変化を防ぎ、加工食品が新鮮な状態を保つのを助けます。たとえば、酸化防止剤を含む保存料は、食品の色や風味を守る役割も果たします。
- ドライフルーツの色鮮やかさを維持
- ソフトドリンクの風味が変わらないようにする
食品の安全性を確保するため
保存料が使われない場合、食品が腐敗して病原菌が発生する可能性があります。
これにより、食中毒などの健康被害が生じるリスクがあります。
保存料を適切に使用することで、こうしたリスクを大幅に減らすことができます。
- ハムやソーセージでボツリヌス菌の増殖を抑える
- ドレッシングやソースの保存性を高める
食品の保存期間を延ばし、流通をスムーズにするため
加工食品が製造から消費者の手に届くまでには、製造・輸送・販売といった流通の過程があります。
保存料は食品の保存期間を延ばすことで、流通の過程で食品が傷むリスクを低減します。これにより、食品の安定供給が可能になります。
- 長距離輸送される缶詰や冷凍食品
- 季節を問わず購入できるパンやスナック菓子
保存料が欠かせない理由
私たちの生活は、保存料の恩恵を受けています。
もし保存料がなければ、食品の賞味期限は大幅に短くなり、家庭内での食材管理がより難しくなります。また、食品ロスの増加や価格の高騰といった問題も引き起こされる可能性があります。
例えば、パンを例に挙げると、保存料がない場合は数日でカビが生えてしまいます。
しかし、保存料を使うことで数週間の保存が可能になり、消費者が必要なときに新鮮なパンを手に入れることができるのです。
保存料は加工食品に欠かせない重要な存在であり、その役割を正しく理解することで、健康的な食生活を送るための第一歩となります。
次のセクションでは、具体的にどのような保存料が使われているのか、その種類と特徴について詳しく見ていきます。
加工食品に使われる保存料の種類
加工食品に使用される保存料には、さまざまな種類があり、それぞれ異なる特徴と効果を持っています。以下に代表的な保存料を追加してご紹介します。
- ソルビン酸カリウム
使用例:パン、ケーキ、ハム
ソルビン酸カリウムは、カビや酵母の繁殖を抑えるために使用されます。
食品の風味や食感を損なわずに長持ちさせることができるため、多くの焼き菓子や加工肉製品で広く使用されています。 - 安息香酸ナトリウム
使用例:炭酸飲料、ジャム、ドレッシング
安息香酸ナトリウムは、酸性の環境で効果を発揮し、細菌の増殖を防ぎます。
特に酸性度の高い飲料やソースなどで使用されることが多いですが、ビタミンCと反応してベンゼンという物質を生成するため、使用には注意が必要です。 - 亜硫酸ナトリウム
使用例:ドライフルーツ、缶詰、ワイン
亜硫酸ナトリウムは酸化防止効果があり、食品の色や風味が劣化しにくくなります。
特に色鮮やかな果物や野菜の保存に役立ちますが、過剰に摂取すると体に悪影響がある可能性があるため、摂取量に気を付けたい保存料です。 - プロピオン酸ナトリウム
使用例:パン、ベーグル、チーズ
プロピオン酸ナトリウムは、カビの繁殖を抑えるためにパンや乳製品などでよく使用されています。特に湿度が高い環境で効果を発揮するため、保存中のカビを防ぐのに有効です。 - ニトリル酸ナトリウム
使用例:加工肉(ハム、ベーコンなど)
ニトリル酸ナトリウムは、加工肉の保存に欠かせない保存料です。
肉の鮮やかな赤色を保持し、ボツリヌス菌などの食中毒菌の増殖を抑制する働きがありますが、加熱により有害物質を生成する可能性があるため、過剰摂取には注意が必要です。 - パラオキシ安息香酸エステル(パラベン)
使用例:ソース、ケチャップ、化粧品
パラベンは、化粧品でも使われる保存料であり、防腐効果が非常に高いのが特徴です。
食品ではソースやケチャップなどで使用されることが多く、効果が持続するため保存料としての役割を果たします。 - 乳酸
使用例:ピクルス、チーズ、発酵食品
乳酸は、自然由来の保存料で、発酵食品に多く使用されます。
酸味があり、食品の腐敗を防ぐだけでなく、独特の風味を加えることができます。体内で分解されやすいため、比較的安全な保存料とされています。 - エリソルビン酸ナトリウム
使用例:ジャム、ジュース、フルーツ缶詰
エリソルビン酸ナトリウムは、酸化防止効果が強く、食品の色や風味を保持するために使われます。特にフルーツ系の加工食品でよく見られる保存料で、ビタミンCに似た働きがありますが、長期的に摂取する際には注意が必要です。 - クエン酸
使用例:ソフトドリンク、ジャム、ゼリー
クエン酸は、酸味を加えるだけでなく、酸性度を高めることで細菌やカビの繁殖を抑える役割を持ちます。柑橘類から抽出された成分で、自然由来の保存料として安全性が高いとされています。 - 酢酸
使用例:ピクルス、マリネ、惣菜
酢酸は酸味を付けると同時に、食品の保存期間を延ばす効果があります。
特にピクルスやマリネなど、酢漬け食品で使用され、強い酸性環境が微生物の繁殖を防ぎます。自然な保存料の一種としても知られています。
これらの保存料は、それぞれ異なる食品で使用されることが多く、保存性や風味の維持に役立っています。次のセクションでは、こうした保存料が健康に与える影響について詳しく見ていきます。
各保存料が健康に与える影響
ここでは、先ほどご紹介した保存料の中でも、特に健康に影響を与える可能性のあるものについて詳しく解説します。
保存料は適量であれば健康に大きな問題はないとされていますが、過剰摂取や長期的な影響が懸念されるものもあります。
- ソルビン酸カリウム
比較的安全な保存料とされていますが、稀にアレルギー反応や皮膚の刺激を引き起こすことがあります。敏感肌の方やアレルギー体質の方は、摂取量に注意が必要です。 - 安息香酸ナトリウム
長期間の大量摂取によりアレルギー反応が発生することがあり、特にビタミンCと反応してベンゼンという発がん性物質を生成することが懸念されています。
炭酸飲料などで多用されるため、過剰摂取は避けるようにしましょう。 - 亜硫酸ナトリウム
喘息や気道の疾患を悪化させる可能性があるため、特に喘息持ちの方には避けたほうが良い保存料です。また、胃腸の粘膜を刺激することがあり、摂取量が多いと消化器官に負担がかかることもあります。 - プロピオン酸ナトリウム
一般的に安全とされる保存料ですが、稀に頭痛や吐き気などの症状を引き起こすことがあります。プロピオン酸ナトリウムが含まれるパンやベーグルを頻繁に摂取する方は、摂取量を見直すと良いでしょう。 - ニトリル酸ナトリウム
加熱されると発がん性物質であるニトロソアミンが生成される可能性があり、過剰摂取や頻繁な摂取は避けたほうが良い保存料とされています。
特にハムやベーコンなどの加工肉を多く摂る方は注意が必要です。 - パラベン(パラオキシ安息香酸エステル)
一部の研究ではホルモンに似た作用を持つため、体内のホルモンバランスに影響を与える可能性があるとされています。
また、皮膚刺激やアレルギー反応を引き起こすことがあり、敏感肌の方には注意が必要です。 - 乳酸
自然由来の保存料であり、体内で分解されやすいため、比較的安全とされていますが、大量摂取すると胃酸過多や消化器官の不調を引き起こすことがあります。
特に発酵食品を過剰に摂取する場合には注意しましょう。 - エリソルビン酸ナトリウム
エリソルビン酸ナトリウムは、過剰摂取すると肝臓や腎臓への負担が懸念されています。
特にジュースや缶詰類で頻繁に摂取する方は、体への負担を軽減するために摂取量を見直すことが推奨されます。 - クエン酸
クエン酸は一般的に安全ですが、過剰摂取すると歯のエナメル質が溶けるリスクがあります。
酸性の飲み物を日常的に摂る方は、口内の酸性を中和するために水を飲むなどの対策を取ると良いでしょう。 - 酢酸
酢酸も安全性が高い保存料ですが、胃酸過多の方や消化器官が弱い方にとっては刺激が強く、胃の不快感やむかつきを引き起こすことがあります。
ピクルスやマリネなど、酢漬け食品を摂取する際には量に注意しましょう。
保存料の中には安全性が高いものも多くありますが、一部の保存料は過剰摂取や長期的な摂取によって健康リスクが増す可能性があります。
これらの情報を参考に、適切な摂取量を心がけることで、健康的な食品選びができます。
保存料入りの加工食品を安全に選ぶためのポイント
では、保存料が含まれている食品を選ぶ際に気をつけるポイントをいくつかご紹介します。
保存料を完全に避けることは難しいですが、意識して選ぶことで健康リスクを最小限に抑えられます。
- 原材料表示を確認する
食品のパッケージには、含まれている添加物が記載されています。
気になる成分があれば確認して、できるだけ自然に近い保存料が使われている商品を選ぶとよいでしょう。 - 自然由来の保存料を選ぶ
自然由来の保存料は、ビタミンCや酢酸など、体に優しい成分が多く含まれています。
こうした保存料を使用した食品は、一般的に安全性が高いとされています。 - 保存料の少ない食品を選ぶ
保存料が少ない食品は、賞味期限が短い場合もありますが、健康意識の高い方にとっては安心して選べるポイントです。
保存料のリスクを避けるための生活の工夫
最後に、保存料に頼らずに健康的な食生活を送るための工夫をご紹介します。
- 自炊を増やして保存料を減らす
保存料を避けるためには、自分で調理することが一番の対策です。
週末にまとめて調理し冷凍保存をするなど、保存料を使わない食生活を実現しやすくなります。 - オーガニック食品や無添加食品を選ぶ
最近は保存料や添加物を使用していないオーガニック食品が増えています。
こうした商品を選ぶことで、健康リスクを減らしつつ、安全な食生活を確保できます。
いかがだったでしょうか?
改めて加工食品に含まれている保存料について調べてみました。
今の時代、保存料を一切口にしないで生活するのはとても難しいことです。
間違ってはいけないのが「保存料を使うのは悪いことだ!」と思ってしまうことです。
私たちが便利に生きていくために保存料は必要なものと言うことを忘れてはいけません。
自分たちが口にする物について、知識と理解を持っていく必要があると個人的に思いました。
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