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スタッフブログ|名古屋のホームページ制作会社・WEB制作会社|株式会社ZoDDo

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2025.6.14

レアメタルとは?種類・使い道・産出国まで徹底解説

レアメタルとは何か?

名古屋でホームページ制作、広告制作を行う株式会社ZoDDoです。
先日、精密機器を製造する企業のWEB制作のご相談をいただきました。

打ち合わせ中で「レアメタル」と呼ばれる希少金属について話になりました。
個人的に言葉は知っているが、そもそもレアメタルの種類、使い道について知識が足りないな・・ご期待に応える為、自分で調べてみようと思いました。

私と同じように、言葉は知っているけれど・・「レアメタルって何?」「どこで採れるの?」「何に使われているの?」といった疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?

この記事では、レアメタルの基礎知識から種類、産出国、使われている製品や活用方法までをやさしく解説します。グラフや図も交えて、初めての方でも理解しやすい内容になっていますよ!

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レアメタルとは何か?基本的な定義と重要性

「レアメタルって、なんとなく聞いたことはあるけど、実際どんな金属なの?」

そんな疑問を持っている方は少なくないと思います。
レアメタルとは、産出量が少なく、経済的・工業的に重要な金属のことを指します。
日本語では「希少金属」とも呼ばれ、30種類以上の元素がこれに該当します。

レアメタルとレアアースの違いって?

レアメタルとよく混同されるのが「レアアース」。
実はこのレアアースは、レアメタルの一部です。
レアアースは17種類の希土類元素の総称で、特に磁石や蛍光体、光学レンズなどに活用されています。

用語定義
レアメタル希少性が高く、産業に不可欠な金属資源の総称
レアアースレアメタルの中でも希土類元素17種のこと

これは逆だと思ってました。レアアースからレアメタルができると思ってました。

なぜレアメタルが今、注目されているのか?

最大の理由は、ハイテク製品に欠かせない存在だからです。
スマートフォン、電気自動車(EV)、風力発電機、航空機のエンジン――これらはすべて、レアメタルなくして成り立ちません。

たとえば、

  • コバルトはEVバッテリーに、
  • インジウムはスマホのタッチパネルに、
  • タングステンは耐熱性のある工業用工具に使われています。

つまり、レアメタルは現代社会のインフラを支える「縁の下の力持ち」なんですね。

中国依存のリスクとは?

ただし、レアメタルには重大な課題があります。
それが供給リスクです。

特定の国に産出が集中しているため、政治・経済の動きによって供給が不安定になりやすいのです。
以下のグラフは、主なレアメタルの中国依存度を示したものです(2024年時点)。

レアメタル中国依存率(%)
レアアース88%
タングステン83%
アンチモン76%

※出典:資源エネルギー庁「日本の新たな国際資源戦略

中国に供給を依存しすぎると、輸出規制や価格変動の影響をダイレクトに受けるリスクがあるため、資源の多様化や備蓄政策が世界的に求められています。

日本にとってのレアメタルの重要性

日本はほとんどのレアメタルを海外からの輸入に頼っており、安定供給の確保は国家戦略レベルの課題です。そのため、政府は以下のような施策を進めています。

  • レアメタルの国家備蓄制度
  • リサイクル技術の開発(都市鉱山)
  • 海底鉱床の資源調査
  • 資源外交(アフリカ・ASEAN諸国との連携強化)

これからの時代、レアメタルは「資源」ではなく、「戦略物資」として扱われていくでしょう。
次のブロックでは、実際にどんな種類のレアメタルがあるのか?をわかりやすく紹介していきます。

代表的なレアメタルの種類一覧と特徴

レアメタルは約30種類以上ありますが、ここでは産業用途が多く注目度の高い主要レアメタルを厳選してご紹介します。

金属名主な性質主な用途
リチウム軽くて反応性が高いリチウムイオン電池、EVバッテリー
コバルト磁性・耐久性が高いリチウム電池、合金、医療用具
タングステン高融点・高硬度ドリル刃、軍事兵器、耐熱合金
ニオブ耐腐食性・高強度高強度鋼、超伝導体
インジウム柔らかく透明導電性があるタッチパネル、ディスプレイ、半導体
アンチモン化合しやすく毒性あり難燃材、合金、鉛蓄電池
セレン光導電性・半導体特性がある太陽電池、ガラス着色、写真用材料

特徴を知れば、製品の裏側が見えてくる

たとえば「スマホが軽くて高性能」なのはリチウムやインジウムのおかげ。
「車の走行距離が長い」理由にはコバルトやニオブの存在があるんです。
つまり、私たちの身の回りの“普通”は、レアメタルでできていると言っても過言ではありません。

レアメタルの主な産出国と世界の埋蔵量

次に、レアメタルがどこで採れるのかを見ていきましょう。
実はこの「産出国」によって、国際政治や経済のバランスが大きく左右されるんです。

レアメタル主な産出国世界シェア(概算)
リチウムチリ、オーストラリア、中国約90%
コバルトコンゴ民主共和国、ロシア、オーストラリア約70%
タングステン中国、ロシア、ベトナム約80%
インジウム中国、カナダ、日本約60%
レアアース中国、アメリカ、オーストラリア約85%

“資源の偏在”が国際競争の火種に?

特に中国は、多くのレアメタルで生産・精製ともに支配的。中国が輸出を制限すれば、世界の産業が一気に揺らぐ可能性もあります。
また、コバルトの主な産出国であるコンゴでは児童労働や劣悪な労働環境も問題視されています。

こうした現実から、企業や各国政府は現在、「調達先の多様化」や「代替材料の開発」を急いでいます。

レアメタルが使われる製品・業界一覧

レアメタルは、あらゆる分野に応用されています。
ここでは主な製品・業界別にその使い道を一覧にまとめてみました。

業界分野使用製品使用されるレアメタル
電子機器スマホ、PC、液晶テレビインジウム、タンタル、セレン、ガリウム
自動車EV、ハイブリッド、燃料電池車リチウム、コバルト、ニッケル、ネオジム
航空・宇宙ジェットエンジン、機体合金チタン、ニオブ、タングステン
医療機器MRI装置、補聴器、放射線検出器ガドリニウム、テルル、イットリウム
エネルギー産業太陽光パネル、風力発電、原子力セレン、テルル、レアアース、ジルコニウム

身の回りに意外と多いレアメタル

スマホを例に取ると、1台に約30種類のレアメタルが使われていると言われています。
これが世界中で何十億台も普及しているわけですから、レアメタルの重要性が実感できますね。

レアメタル開発の課題と未来展望

ここまで見てきたように、レアメタルは産業に不可欠ですが、その開発や利用には課題も山積しています。

現在の主な課題

  • 産出国の偏りによる供給リスク
  • 環境負荷の高い採掘方法
  • 児童労働・人権問題
  • 埋蔵量の限界と価格変動
  • リサイクル技術の未成熟

今後の方向性と技術革新

今、世界中で注目されているのが「レアメタルリサイクル(都市鉱山)」です。
使い終わったスマホや家電から、レアメタルを再利用する技術が急速に発展しています。
また、日本は海底熱水鉱床などの海洋資源開発にも力を入れ始めています。

さらにAIや半導体の発展に伴い、より高機能な素材のニーズも拡大
その分、レアメタルの戦略的価値はますます高まりそうです。

【まとめ】レアメタルの全体像と、未来へのヒント

レアメタルとは、産業に不可欠な希少金属で、リチウムやコバルト、インジウムなどが代表例です。
スマートフォンやEV、自動車、航空機、エネルギー分野など、現代のあらゆる製品に使われています。

その多くは中国やコンゴといった特定地域で産出され、供給リスクや人権問題、環境負荷といった課題を抱えています。
一方で、都市鉱山によるリサイクル技術や海底資源の開発など、未来への新たな挑戦も始まっています。

今後、レアメタルの開発・確保は、経済だけでなく国家安全保障レベルでも重要なテーマとなっていくでしょう。私たちの生活の裏側で静かに存在感を増す、“見えない金属資源”の世界に、これからも注目していきたいですね。

記事執筆

名古屋のホームページ制作・看板デザインは株式会社ゾッド

デザイン事務所ZoDDo(ゾッド)

名古屋を拠点にホームページ制作、看板デザインを始め広告制作を行うデザイン事務所です。WEB・ホームページ制作を自社で制作するので、価格を抑えながらクオリティの高いWEB制作が可能です。WEBマーケティングからSEO対策についても幅広い知見があり、多くの企業やお店、医療機関のWEBコンサルティングを実施しています。

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