2026.1.24
永代供養墓の募集を成功させる広告戦略|ホームページ×折込×パンフの勝ち筋
こんにちは!名古屋のホームページ制作会社ZoDDoです。
当社は多くのお寺から永代供養墓・納骨堂の広告相談を頂いています。
永代供養墓・納骨堂の募集は「広告を出す」だけでは成果が安定しません。
納骨希望者は、将来の管理負担や宗旨宗派、納骨期間、費用、合祀の可否などを比較し、安心できる寺院から申し込みます。だからこそ、ホームページを核に、折込チラシ・パンフレットなど複数の広告媒体を連動させ、見学予約までの導線を設計することが重要です。
本記事では、名古屋で寺院支援の実績を持つ当社が初めてでもわかる、お寺の永代供養墓・納骨堂の広告戦略を説明します。

目次
いま「永代供養墓・納骨堂」の募集が難しく、チャンスでもある理由
納骨希望者の増加背景を“数字”で押さえる
日本は高齢化が進み、65歳以上が総人口の29.3%という水準です(令和6年10月1日現在)。
この環境では「継承者がいない/遠方で管理できない」といった事情が顕在化しやすく、供養の選択肢が多様化します。
また、厚生労働省統計(衛生行政報告例)に基づく改葬数は、令和5年度(2023年度)に166,886件と示されています。改葬=墓じまい件数そのものではありませんが、「遺骨の移動が現実的な選択肢になっている」ことを示す重要なシグナルです。
競合は“近隣寺院”だけではない
納骨希望者が比較するのは、近隣のお寺だけではありません。
樹木葬、合祀墓・合葬墓、納骨堂などが同じ土俵に並びます。
実際の購入データ調査では、購入したお墓の種類として「樹木葬 48.5%」「納骨堂 16.1%」「合祀墓・合葬墓 14.6%」などが示されています。
つまり、広告戦略の本質は“寺院の魅力発信”に加えて、“比較されても選ばれる条件整理”です。
募集が伸びない寺院に共通する3つの落とし穴
ここは厳しめに、しかし改善可能な論点です。
- 媒体が単発:折込だけ/パンフだけ/ホームページだけ、で止まっている
- 情報が不足:宗旨宗派、納骨期間、供養墓の特徴、費用、ペット可否、見学導線が曖昧
- 信頼の根拠が薄い:住職の言葉、法要・供養の姿勢、檀家との関係性、運営体制が見えない
広告会社に依頼しても、この“設計図”がないと反響は一時的になりがちです。
反響が出る「広告設計」—媒体の前に決めるべきこと
まず決める:誰の不安を、何で解消するか(ペルソナ設計)
納骨希望者は、派手なコピーより「不安が消える情報」を求めます。
代表的な不安は次の通りです。
- 子どもに負担を残したくない(承継問題)
- 合祀に抵抗がある/将来合祀される条件が知りたい
- 納骨期間(個別安置の年数)と、その後の扱いが心配
- 宗旨宗派が違っても受け入れ可能か
- 供養の中身(読経、回忌、合同供養の頻度)
- ペットと一緒に入れるか、家族区画はあるか
- アクセス、駐車場、見学時の対応(押し売りされないか)
広告=“不安解消の設計”と定義すると、媒体選びがブレません。
「供養墓の特徴」を商品仕様として言語化する
寺院側では当たり前でも、一般の方には伝わらない項目が多いです。
最低限、広告で触れるべき仕様は以下です。
- 永代供養墓のタイプ:個人区画/夫婦区画/家族区画/合祀墓(合葬墓)
- 納骨堂のタイプ:ロッカー式/仏壇式/自動搬送式など(該当するもののみ)
- 納骨期間:個別で安置する年数、延長可否
- 合祀の条件:いつ、どの単位で、どう移行するか
- 宗旨宗派:不問か、条件があるか
- 供養内容:年○回の合同供養、個別法要の可否
- 費用の内訳:永代供養料、管理費(有無)、彫刻、納骨式 等
ここが固まると、ホームページ制作会社・広告会社との打ち合わせが一気に速くなります。
価格の見せ方:比較される前提で「不信」を潰す
購入調査では、納骨堂の平均購入金額が79.3万円というデータもあります(調査母集団はポータル経由購入者)。地域差や仕様差は大きいものの、相場観を無視した価格提示は不信を生みます。
寺院側がやるべきは、安さ競争ではなく、費用と供養の対応範囲をセットで説明することです。
例:
「○○年の個別安置+年○回の合同供養+永代供養の運営体制」など、納得できる“根拠”に落とします。
ホームページを核にしたWEB広告戦略(SEO・検索広告・導線)
なぜホームページが核か:折込もパンフも“最終確認先”になる
折込チラシやパンフレットを見た方の多くは、最終的に寺院名で検索し、ホームページで確認します。ここで情報が薄いと離脱します。
つまりホームページは「WEB集客」のためだけでなく、オフライン広告の成約率を上げる装置です。
必須ページ構成(募集を成功させる最低ライン)
ホームページ制作会社に依頼する場合でも、住職側が要件として握るべき構成です。
- 永代供養墓/納骨堂のトップ(概要・選ばれる理由)
- 供養墓の特徴(区画、合祀、納骨期間、宗旨宗派、ペット可否)
- 費用ページ(内訳、追加費用、支払い方法)
- 見学・申込の流れ(予約→当日の案内→契約まで)
- よくある質問(改葬、墓じまい、檀家でなくても可、法要対応など)
- 寺院紹介(住職の言葉、歴史、檀家との関係、アクセス、駐車場)
- パンフレット請求/見学予約(フォーム・電話・LINE等)
SEOの狙い方:ビッグより「地域×悩み」で取りに行く
いきなり「永代供養墓」単体で上位を狙うのは難易度が高いです。
現実的には、次のような複合で取りに行きます。
- 「名古屋 永代供養墓 宗旨宗派不問」
- 「○○区 納骨堂 見学」
- 「墓じまい 改葬 受け入れ 永代供養」
- 「夫婦区画 永代供養墓 料金」
検索意図は“比較・確認”に寄っているため、FAQと費用・流れが強いページが勝ちやすいです。
検索広告(Google等)の使いどころ:短期で募集を伸ばす“増幅器”
SEOは効くまで時間がかかります。一方、検索広告は「今探している人」に即時に届きます。
運用のコツは、広告文を盛ることではなく、ランディング先(ホームページ)で不安を解消する設計に寄せることです。
- 広告文:宗旨宗派、納骨期間、見学対応、費用の透明性を簡潔に
- LP(着地ページ):比較項目(合祀条件、納骨期間、費用内訳、供養内容)を先に提示
- CV(成果地点):見学予約/パンフ請求を明確に1〜2個に絞る
折込チラシ・パンフレットの勝ち筋(デザインと配布戦略)
折込チラシは「認知」ではなく「検討開始」を作る媒体
折込は“広く届く”反面、情報が多すぎると読まれません。
役割を割り切ります。
- 目的:比較の土俵に乗る(=検索・QRアクセスを促す)
- 記載:供養墓の特徴(合祀条件/納骨期間/宗旨宗派/費用の入口)
- 行動:見学会・相談会の案内、パンフ請求の導線
パンフレットは「家族会議」を前に進める“説得資料”
納骨希望者は、本人だけで決めません。
家族で相談します。だからパンフは次を満たす必要があります。
- 1ページ目で結論:どんな人に向くか(承継不要、宗旨宗派不問、納骨期間など)
- 仕様ページ:区画タイプ、合祀条件、ペット対応の有無
- 安心ページ:供養の方針、住職の言葉、年間法要、運営体制
- 料金ページ:内訳と追加費用の条件
- 次の一手:見学予約の手段(電話/WEB/QR)
広告会社・デザイン会社に依頼する場合も、「読み手の不安順」に構成するのが最重要です。
配布戦略:エリアは“広さ”より“濃さ”
よくある失敗は、広域に薄く配って反響が読めないことです。
おすすめは以下の考え方です。
- 第1弾:寺院から車で○分圏(来訪可能性が高い)
- 第2弾:反響が出た町丁目・年齢層に寄せて配布
- 第3弾:見学会・相談会などイベントに合わせて再投下
「募集」は単発ではなく、波を作って平準化する運用が基本です。
実行ロードマップ(制作会社・広告会社の選び方/運用のコツ)
90日で形にする:募集を動かす実務手順
0〜2週:設計(寺院側が決める)
- 供養墓の特徴(区画/合祀条件/納骨期間/宗旨宗派/ペット)を確定
- 価格と内訳、追加費用条件を整理
- 見学対応(曜日・時間・対応者・所要時間)を決める
3〜6週:制作(ホームページ+パンフの骨格)
- ホームページの必須ページを作る
- パンフレットの構成を固める(不安順)
- 写真素材(境内、納骨堂内部、駐車場、法要風景)を揃える
7〜10週:配布・広告開始(小さく試す)
- 折込の第1弾を小さく実施
- 検索広告は“地域×永代供養墓/納骨堂”の購入意図ワードから開始
- 反響の質(見学に来るか)を見て修正
11〜12週:改善(勝ち筋に寄せる)
- FAQ追加、費用説明の改善、導線短縮
- 反響が出たエリアに折込を寄せる
- 見学会・相談会を定例化
ホームページ制作会社/広告会社を選ぶチェックリスト
永代供養墓・納骨堂のWEB集客で制作会社選びはキーポイントです。
制作会社選びで成功も失敗もハッキリすると断言できます!
- 寺院案件(永代供養墓・納骨堂)の制作実績はあるか
- 「納骨期間」「合祀条件」など比較項目をどう見せる設計か
- 折込・パンフとWEBを連動させる提案ができるか
- 公開後の改善(FAQ追加、導線修正)を前提にしているか
- 計測の考え方(見学予約・パンフ請求)を言語化できるか
- デザインが目的化していないか(“不安解消の順番”を理解しているか)
信頼性(Trustworthiness)を担保する注意点
募集活動では、誤解を招く表現が最もリスクです。
- 「必ず入れる」「絶対安心」など断定・過度な保証は避ける
- 費用は“総額に含まれない可能性”がある項目を明記する
- 合祀の条件、納骨期間、供養の頻度など、運営ルールは曖昧にしない
- 個人情報(問い合わせフォーム等)の取り扱い方針を掲載する
この誠実さ自体が、選ばれる理由になります。
まとめ
- 募集成功の鍵は、広告媒体の前に「不安解消の設計図」を作ること
- ホームページは“WEB集客”だけでなく、折込・パンフの成約率を上げる核
- 数字(高齢化29.3%、改葬数166,886件等)からも、比較検討の市場は拡大している
- 仕様(納骨期間・合祀条件・宗旨宗派・ペット等)と費用内訳を、比較される前提で透明化する
- 小さく出して、反響の出たエリアと訴求に寄せて改善する
以上の5ポイントを意識して広告戦略を立てましょう。
供養墓・納骨堂は広告しなければスムーズに埋まることはありません。
5年、10年後に寺院運営は今動くかどうかで変わります。
当社はお寺のホームページ制作・パンフレット制作事績が多数ございます。
全国対応していますのでお気軽にご相談ください。



